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One Campas One Volunteer

ある学生ボランティア(V-mate)の声company

 そもそも、大学生である僕がボランティア活動をする必要はないし、それは他の人にとっても同じかと思います。ボランティア活動をしてもお金はもらえないし、貴重な時間も奪われるし、そもそもボランティア活動ってスポーツや趣味と違って面白さ・楽しさがどこにあるのかよくわからないし……「お金をもらえないただの労働」という極端な言い方もできなくはないと思います。大学生にとっては、仲間と楽しくできるサークルやクラブを一生懸命して、バイトでお金を稼いで、遊びに余暇を費やす方がはるかに有意義のように思うかもしれません。それでも僕は、ボランティア活動をやってみてほしいです。


 僕がボランティア活動を始めた理由は、「今までの高校生活とかでやってこなかったようなことをやってみたい」と思ったからと、「漠然とだけど人の力になることをやってみたい」と思ったからです。実際に活動を始めてみると、思ってた以上にプラスのことがあるんだなと感じました。 ボランティア活動に行って、ボランティアを募集している人たち、社会人の人たち、他大学の学生、いろんな人たちと知り合い話をしました。普段の付き合いとは違う人たちと様々な会話をすることで、今までの自分にはなかった物事の考え方があるんだな、と知ることができました。


 
また、ボランティア活動の中には単日のイベントのもので、他のボランティアの人たちと1つのイベントを成功させるために力を合わせることもありました。もちろんイベント系のボランティア活動でもお金はもらえないです。それでもイベントの成功を目指して、初めて会った人たちと力を合わせる、ということはとても良い体験だったな、と思います。イベントが終わった後は、他のボランティアの人たちと共に達成感を得ることができました、今も交流が続いている人もいます。ボランティア活動を通して、人とのつながりというものをすごく実感できるようになりました。


 
また、ボランティア活動によっては、さまざまな子どもたちや知的障がいや精神障がいをもつ人たちと関わることもありました。自分も昔は小学生や中学生だったわけですけど、今どきの子どもたちがどんな感じなのかは案外わかりません。障がいをもつ人たちを電車の中で見かけたりしますが、接したことがなければ、何を考えているのか、障がいをもっていない人たちとはどう違うのか、というのはわからないと思います。日常の大学生活の中では接することの少ない人たちでも、あえてボランティア活動をすることで具体的に関わることができます。世の中で存在していることを知っていても実際には、どんな感じなのかイマイチ分からない人たちのことを、何となくでも理解できるようにはなると思います。


 
例えば障がいをもっている人について、身の周りにそんな人はいないから別にわざわざ関わらなくてもいいだろう、と言えばそれまでですが、世の中には確かに障がいをもつ人たちがいます。子どもたちがいます、お年寄りもいます。いろんな人がいます。同じ世界に生きている僕たち大学生が、いろんな生き方をしている人のことに目を向けて理解しようとすることは、とても大事なことではないでしょうか。


 僕はそう思っていて、たとえ必要性がないとしても、少しでも多くの人たちのことを理解するために、これからもボランティア活動をしていきます。

体験者の声(抜粋)

人間社会学部1回生
児童養護施設での学習指導
理学部1回生
身体障がい者の生活介助
看護学部2回生
農業体験
工学部2回生
ごみひろい
工学研究科留学生
小学生との国際交流イベント
人間社会学部2回生
野宿者支援・夜回り活動
工学部1回生
障がい児との外出イベント
生命環境科学部1回生
V-station1周年記念講演
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